カレーの日の食卓、ドリンクは何を合わせますか?キンキンに冷えたビール、あるいはラッシーを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
でも、ちょっと待ってください。「カレーにワイン」という組み合わせ、実は意外なほど相性が良いことをご存知でしたか?
「え、本当に?」「なんだか難しそう…」と感じるかもしれません。しかし、ポイントさえ押さえれば、スーパーで手に入る1,000円台のワインで、いつもの家庭のカレーがワンランク上の一皿に変わるんです。
カレーと同じく“意外な組み合わせ”として、こちらも話題です。→ 👉 【意外なマリアージュ】ラーメンに合うワインはコレ!1000円台で楽しむ最強ペアリング術
この記事では、実際にカレーとワインを試した人たちのネット上の評判を徹底分析し、私たち「1000円台ワイン研究所」としての結論を導き出します。さあ、あなたもカレーとワインの新しい扉を開いてみませんか?
とこちゃん「えっ、カレーとワイン?なんだか通な感じで、ちょっとハードル高くない?」



「それがそうでもないんだよ。ネットの声をしっかり調べてみると、成功の法則が見えてくるんだ。僕の分析によれば、むしろ気軽に試せる組み合わせなんだよ」
チーズや肉料理など、シーン別のペアリングはこちらからチェックできます → 【ワインと料理の相性まとめ】
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【保存版】実食レビュー|おつまみ・チーズ・惣菜(デリカ)と安ワインの最強ペアリング
カレーとワインの相性ポイント


なぜカレーにワインが合うのでしょうか。それは、ワインが持つ特定の要素が、カレーの複雑なスパイスや風味と見事に調和するからです。
成功の鍵を握るポイントを3つ、解説します。
- 「果実味」がスパイスを引き立てる:ワインの持つブドウ由来の甘やかで豊かな果実味は、カレーのピリッとしたスパイス感と絶妙にマッチします。辛さを優しく包み込み、全体の味わいをより立体的で奥行きのあるものにしてくれるのです。
- 強すぎる「渋み(タンニン)」はNG:赤ワインに多く含まれる渋みの成分「タンニン」。これが強すぎると、カレーのスパイスとぶつかり合い、口の中に不快な苦味や金属的な味を残してしまうことがあります。渋みは控えめなワインを選ぶのが無難です。
- 「酸味」が目立ちすぎないこと:キリッとした酸味は白ワインの魅力ですが、これも強すぎるとカレーの風味と馴染まず、浮いて聞こえる「不協和音」の原因に。酸味はあくまで穏やかなものを選ぶのが、ペアリング成功の秘訣です。



「なるほどー!つまり、ワインの個性が強すぎず、『果実味があって飲みやすい』っていうのが大事ってことね!」



「その通り!まさに核心をついているね、トコちゃん。ワイン単体でガンガン主張するタイプより、カレーの美味しさにそっと寄り添ってくれるようなバランスのワインが求められるわけだ」
ネット上の評判と分析
では、実際にカレーとワインを楽しんでいる人たちは、どのように感じているのでしょうか。ネット上からポジティブな意見とネガティブな意見を拾い上げ、分析してみました。
ポジティブな意見
- 「フルーティーな赤ワインの果実の甘さが、カレーの辛味とすごく合う!」
- 「渋みが穏やかなメルローなら、カレーの味を邪魔しなくて食事中にぴったり」
- 「ロゼワインを合わせたら、食卓が華やかになったし味もマッチした」
- 「スーパーで1,000円くらいで買えるチリワインで十分美味しい。コスパ最高」
ネガティブな意見
- 「渋みがガツンとくる重い赤ワインは、スパイスと喧嘩してダメだった…」
- 「酸味がキリッとした辛口の白ワインは、カレーと合わせたら酸っぱさだけが目立ってしまった」
- 「激辛カレーにしたら、ワインの味が完全に負けて、何を飲んでいるか分からなくなった」
これらの声から見えてくるのは、やはり「ワインの選び方」が重要だということです。成功しているペアリングは、渋みや酸味が穏やかで、果実味豊かなワインを選んでいるケースがほとんどでした。



「やっぱり、みんな同じようなところで成功したり失敗したりしてるのね。“強すぎないワイン”を選ぶのが一番のキモなんだ!」



「そうだね。この分析結果から、カレーと合わせるべきワインは『豊かな果実味を持ち、タンニンと酸は穏やかなタイプ』であると結論づけられる。多くの人に受け入れられるのは、間違いなくこの方向性だね」
【結論】カレーのタイプ別!おすすめワインはこれだ
ひとくちに「カレー」と言っても、その味わいはさまざま。そこで、私たち研究所がネットの評判と相性ポイントを元に、カレーのタイプ別に最適なワインの方向性を導き出しました。
欧風カレー(家庭の定番) →
メルローやテンプラニーリョ(ミディアムボディ赤)日本の家庭で最も一般的な、煮込まれたコクのあるカレー。ここには、渋みが穏やかで果実味豊かなミディアムボディの赤ワインがぴったり。チリ産のメルローなどが手に入りやすくおすすめです。
「メルローってどんな味?」品種ごとの特徴がわからない方はこちら。→ 👉 【ワイン初心者必見】初めてでも迷わない!ぶどう品種と味の違い(赤・白8種の特徴と選び方)
バターチキンカレー、トマトカレー →
ロゼ or フルーティーな白トマトの酸味やクリームのまろやかさが特徴のカレーには、スペイン産の辛口ロゼや、果実味あふれるソーヴィニヨン・ブランなどの白ワインが良く合います。
本格スパイスカレー、グリーンカレー →
ゲヴュルツトラミネールやリースリング(やや甘口白)複雑なスパイスやハーブ、ココナッツミルクの風味には、ライチのような華やかな香りが特徴のゲヴュルツトラミネールや、ほんのり甘口のドイツ産リースリングが驚くほどマッチします。
「リースリング」など、カレーに合う風味豊かな白ワインをもっと探す。→ 👉 【2025年版】1000円台の白ワインで和食に合う!安くて美味しいおすすめ10選
濃厚なビーフカレー →
果実味のあるやや重めの赤(シラーズなど)牛肉の旨味が溶け込んだ濃厚なカレーには、他のカレーより少しだけ骨格のある赤ワインを。オーストラリア産のシラーズのような、果実味がパワフルでスパイシーなタイプがおすすめです。
本文で推奨された「シラーズ」など、具体的な赤ワインのリストはこちら。→ 👉 【2025年版】赤ワインおすすめ10選!1000円台で買える高コスパワインはこれだ



「なるほどー!“カレー”でひと括りにするんじゃなくて、ちゃんと“カレー別にワインを分ける”って考え方が新しいし、分かりやすい!」



「そうなんだよ。ペアリングの基本は、料理とワインの格を合わせること。つまり、“料理の濃さや香りにワインが寄り添う”のが成功への一番の近道なんだ」
1000円台ワイン研究所の最終結論
様々な角度から分析してきましたが、ここで私たち「1000円台ワイン研究所」としての最終結論を発表します。カレーとワインのペアリングを成功させるための、最も重要なポイントです。
- 合うワインの3大条件
- 果実味が豊かであること
- 渋み(タンニン)が控えめであること
- 酸味が穏やかであること
- 初心者におすすめのブドウ品種
- 【赤】チリ産メルロー、南アフリカ産ピノタージュ
- 【白】ドイツ産リースリング(やや甘口)
- 【ロゼ】スペイン産テンプラニーリョのロゼ
- 避けるべきNG条件
- 渋みが非常に強いフルボディの赤ワイン
- 酸味がシャープでキリッとしすぎている辛口白ワイン
- ワインの風味が負けてしまうほどの「激辛カレー」との組み合わせ
まとめると、「カレーとワインの組み合わせは、“万人受けする果実味豊かなワイン”を選べば、まず失敗しない!」というのが私たちの結論です。
ラーメン、カレーに続く「国民食ペアリング」第3弾、うどん編。→ 👉 【ペアリング研究】うどん×ワインは意外な名コンビ!だしに寄り添う1000円台の選び方まとめ
いかがでしたか?カレーとワイン、意外なようで実は最高のパートナーになれる可能性を秘めています。最後に、今日のポイントを振り返っておきましょう。
- カレーとワインは一見難しそうだが、「豊かな果実味」と「控えめな渋み・酸味」のワインを選べば、家庭のカレーにも驚くほど馴染む。
- カレーのタイプ別にワインを選ぶことで、欧風カレーから本格スパイスカレーまで、幅広くペアリングを楽しむことができる。
- 高価なワインは必要なし!スーパーなどで手に入る1,000円台のデイリーワインで、楽しみは無限に広がる。
いつものカレーが、ワイン一本で特別なごちそうに変わる。そんな新しい食卓の楽しみ方を、ぜひ試してみてください。



「決めた!次のカレー曜日は、やすさんおすすめのワインを買ってきて乾杯だね!」



「ああ、いいね!これで我が家も、長年続いた“カレーといえばビール”という常識から卒業する日が来たというわけだ」
安ワインとおつまみとのペアリングを知りたい方はこちらをご覧ください


編集後記
カレーとワインの組み合わせは、ワイン好きにとっては「禁じ手」どころか、ぜひ試してほしい「裏ワザ」のようなもの。
いつもの家庭のカレーが、ワイングラスを傾けるだけで“ちょっと特別な晩酌”に変わる瞬間は、本当に嬉しいものです。
ちなみに我が家では、カレーの日にワインを開けると、なぜか家族みんなのおかわりが止まらなくなる現象が起きます。
私たちはこれを、親しみを込めて“カレー呪文(カレールーの呪い)”と呼んでいます(笑)。皆さんの食卓にも、美味しくて楽しい呪文がかかりますように!
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