ワインをプレゼントやメルカリで送るとき、意外と悩むのが「送料」と「安全性」。
特に1000円台のコスパワインでも、割れたり漏れたりしたら台無しです。
個人でも使いやすい配送手段は、主に「ヤマト運輸」と「ゆうパック」です。この記事では、2026年10月12日時点で確認できた運賃、補償、梱包資材を比べます。
先に押さえておきたいのは、ゆうパックが2026年10月1日に運賃などを改定したことです。日本郵便の発表では、基本運賃の平均改定率は約10%、ワイン箱などの包装用品も値上げされました。
やすさん「ゆうパックは10月1日から値上げされたから、前の年の数字はもう使えないんだ。今回は、公式の運賃表で確認できた数字だけを載せるよ」



「割れないのが一番大事だから、送料と一緒に、梱包のことも見ていこう!」
送料無料の条件や、買う場所ごとの送料の違いは、こちらにまとめています。→ 👉 1000円台ワインの送料と、送料無料の条件を比べた記事
ワイン発送の基本ルールと注意点
まずは、ワインを発送するときの基本的なルールと、気をつけたい点を整理します。
アルコール度数と発送
日本郵便のQ&Aでは、ゆうパックは、アルコール度数が24度以下のお酒なら容量の制限なく送れると案内されています。ビール、日本酒、ワインは、酒税法上アルコール度数が24度以下の扱いです。
24度という数字は、「送れるかどうか」ではなく、飛行機に載せられるかどうかの線引きです。24度を超えるお酒は、航空搭載地域(国内の主に遠方の地域)あてだと、配達が1日〜4日程度遅れることがあります。
ヤマト運輸のお酒の取り扱い条件は、利用前に公式の案内でご確認ください。



「24度は、飛行機に載せられるかどうかの線引きなんだ。ワインは普通その下に収まるよ」



「じゃあ、普通のワインなら、度数のことは心配しなくてよさそうね!」
サイズの考え方と梱包の基本
送料は、荷物の縦・横・高さの合計で決まるサイズ区分で変わります。たとえば、80サイズは合計80cm以下、100サイズは100cm以下、120サイズは120cm以下です。
何本でどのサイズになるかは、箱によって違います。梱包した状態で、3辺を実際に測ってから決めましょう。
梱包は、専用のワイン箱や、十分な緩衝材で、ボトルが動かないようにするのが基本です。梱包の状態によっては、万が一のときの補償を受けられないことがあります。
本数が増えるときの送料や、クール便の加算は、こちらの記事も参考にしてください。→ 👉 箱ワインや12本セットの送料と、送料無料ルールを比べた記事
クール便と補償
気温が高い時期や、デリケートなワインを送るときは、クール便(冷蔵)を使う選択肢があります。加算される料金は、サービスとサイズによって違います。
- ヤマト運輸(クール宅急便): 付加料金は、80サイズが+330円、100サイズが+440円、120サイズが+715円(2024年4月改定の料金)
- ゆうパック(チルドゆうパック): 基本運賃に、80サイズは+360円、100サイズと120サイズは+675円を加算(日本郵便の案内ページ)。取扱いのある郵便局の窓口で差し出します
補償は、ゆうパックは最高30万円までの損害賠償制度があると、日本郵便が案内しています。ヤマト運輸の宅急便も、責任限度額は30万円とされています。どちらも、梱包の状態などによっては対象外になる場合があります。詳しくは、各社の案内をご確認ください。



「冷蔵にすると、ゆうパックは加算が大きいのね。サイズと窓口を先に確認しておこう」



「クール便は、気温と送るワインに合わせて選ぶ『保険』だね。必須かどうかは、時期と相手次第だよ」
送料と梱包資材で比較!ヤマト vs ゆうパック
では、「ヤマト運輸」と「ゆうパック」を、送料と梱包資材で比べてみましょう。
送料比較(2026年10月時点)
送料は、発送元と届け先で変わります。ここでは、同じエリア内(関東から関東)に送る場合の基本運賃を比べます。
| サイズ | ヤマト運輸(同一地帯・現金決済・税込) | ゆうパック(関東発→関東・2026年10月1日から・税込) |
| 80サイズ | 1,230円 | 1,320円 |
| 100サイズ | 1,530円 | 1,650円 |
| 120サイズ | 2,040円 | 2,010円 |
ヤマト運輸の数字は、2025年10月1日に改定された後の運賃です。このとき、120サイズ〜200サイズが値上げされ、60サイズ〜100サイズは据え置かれました。2026年10月12日時点で、これより新しい改定は確認できていません。最新の運賃は、ヤマト運輸の公式運賃表でご確認ください。
この表では、80サイズと100サイズはヤマト運輸が安く、120サイズはゆうパックが30円安い結果でした。ただし、差は数十円から百円ほどです。
ゆうパックの関東発の運賃は、遠い地域ほど高くなります。100サイズ/120サイズで、近畿あては1,780円/2,130円、北海道あては2,220円/2,570円、沖縄あては2,480円/2,860円です。ヤマト運輸の距離別の運賃は、公式の運賃表でご確認ください。
なお、どちらにも、持ち込みやスマホ決済などの割引があります。条件は、各社の公式案内でご確認ください。
1本でも送料無料で届けてもらう方法は、こちらにまとめています。→ 👉 安ワインの送料問題と、通販ごとの使い分けを解説した記事
梱包資材(ゆうパック・2026年10月1日から)
ゆうパックは、郵便局の窓口で買える包装用品に、ワイン専用の箱があります。10月1日の改定で、価格が上がりました。
| アイテム | 価格(税込) | メモ |
| ワイン箱・1本用 | 210円(改定前190円) | ワイン1本向け |
| ワイン箱・2本用 | 320円(改定前290円) | ワイン2本向け |
| ゆうパック・箱(80サイズ) | 160円(改定前140円) | 緩衝材は別に用意 |
| ゆうパック・箱(100サイズ) | 250円(改定前220円) | 緩衝材は別に用意 |
「酒箱」には、一升瓶用(1本用270円、2本用410円)もあります。750mlのワインは、ワイン箱のほうを選びましょう。
ヤマト運輸の梱包資材は、営業所や取扱店の案内でご確認ください。
追跡・窓口・利便性
追跡や時間帯の指定は、ゆうパックもヤマト運輸も利用できます。集荷やコンビニからの差し出しにも対応していますが、取り扱いの店舗は各社で違います。
公的な破損率のデータは公開されていないため、この記事では「どちらが割れにくいか」は比べていません。違いが出るのは、梱包資材と、差し出せる窓口です。



「どちらが割れにくいかは、データがないから言い切れない。だから、梱包を丁寧にするのが一番の対策だね」



「家まで集荷に来てくれるのか、郵便局で専用の箱を買えるのか。使い方で選ぶのが良さそう!」
ギフト・メルカリで送るときの注意
ギフトで送るとき
大切な人への贈り物は、「専用の箱+緩衝材」でしっかり包むのが基本です。気温が高い時期は、クール便も選択肢になります。衝撃と温度変化の、2つのリスクを減らせます。
送料無料で贈れる選択肢を探すなら、こちらをどうぞ。→ 👉 送料無料で贈れる、3000円前後のワインギフトをまとめた記事
メルカリ・個人取引で送るとき
メルカリなどでワインを売るときは、送り方の前に、酒類販売業の免許が必要になる場合があります。酒税法では、継続して酒類を販売する場合は、免許を受ける必要があるとされています。フリマアプリでの販売も同じです。
メルカリには、出品のルールもあります。出品する前に、メルカリのヘルプで、お酒の扱いを確認しましょう。
配送方法は、「らくらくメルカリ便」(ヤマト運輸)と「ゆうゆうメルカリ便」(日本郵便)があります。料金は全国一律で、梱包資材を含めた荷物のサイズと重さで決まります。お酒をメルカリ便で送れるかどうかは、メルカリのヘルプでご確認ください。



「送る前に、売っていいのかを確認するのが先なのね」



「そう。ここは決めつけず、公式のルールを見てから動こう」
買う場所から逆算して考えたい方は、こちらをご覧ください。→ 👉 スーパー別のおすすめ安ワインを、買う場所ごとにまとめた記事
まとめ|送料と梱包のバランスで選ぶ
2026年10月時点で確認できたことを、まとめます。
- 送料: 同じエリア内では、80サイズと100サイズはヤマト運輸が安く、120サイズはゆうパックが30円安い結果でした。ゆうパックは、10月1日に値上げされました。
- 梱包: ゆうパックは、郵便局の窓口でワイン専用の箱が買えます。ヤマト運輸は、営業所や取扱店の案内で確認しましょう。
- 補償: どちらも30万円が上限です。梱包の状態によっては対象外になる場合があります。
どちらを選ぶにしても、「専用の箱(または十分な緩衝材)+、気温が高い時期はクール便」という基本を守れば、品質は安定します。
ギフトやメルカリで大切なワインを送るなら、数十円から百円ほどの送料の差よりも、「無事に届く」ことを最優先に選びましょう。



「送料の差を、グラフにして比べたくなってくるね…」



「その前に、無事に届いたワインで乾杯しましょ!」
ワインと送料問題について全体像をつかみたい方は、以下の記事もご覧ください。


編集後記
送料は、ある日突然変わります。この記事も、確認できた日付を書いておくことにしました。
やすさんは、まだ「緩衝材の厚みごとの衝撃吸収率」を研究したいそうです(笑)。どちらを使っても、丁寧な梱包が一番の保険ですね。
※本記事は、2026年10月12日時点の日本郵便の発表(2026年7月3日付)と案内ページ、ヤマト運輸の運賃改定を報じた記事などをもとにしています。運賃、補償、取り扱い条件は変わることがあります。最新の情報は、各社の公式サイトでご確認ください。
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