ポテトチップスといえば、家飲みやリラックスタイムの定番おやつ。最近では「ポテチ専用ビール」や「ワインに合うポテチ」まで登場し、ペアリングの幅がぐんと広がっています。
実はポテチの味によって、合うワインのタイプがまるで違うんです。うすしおなら爽やかな白、コンソメならコクのある赤、チーズ系にはふくよかな白やロゼなど。
今回は、スーパーや通販で買える1000円台ワインを厳選し、味別に楽しむ“ポテチワイン術”を紹介します。
やすさん「ふむ。理屈で言えば、ポテトチップスの基本構成要素である『塩味』と『油分』には、ワインの『酸味』が最も合理的な回答だね。油を洗い流し、塩味を旨味として引き立てるからだ」



「はいはい、やすさん! 理屈も大事だけど、実際にポテチ食べながら飲むと違いがハッキリわかるのよね~♪ 今日も早速、研究開始!」
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うすしお味 × 爽やか白ワイン
まず試したいのが、最もスタンダードな「うすしお味」。軽やかな塩味と、じゃがいも由来の風味、そして油分のバランスが取れた味わいです。
このタイプに合わせたいのは、キリッとした酸味が特徴の爽やかな白ワイン。私たちのおすすめは、チリ産のソーヴィニヨン・ブランです。
同系統の“爽やか白”を横並びで比較。→ 👉 【2025年版】1000円台の白ワインで和食に合う!安くて美味しいおすすめ10選



「これ、仕事終わりに最高! 柑橘系のスッキリした酸味が、ポテチの油っぽさをさらっと流してくれて、手が止まらな~い!」



「うむ。特にチリのソーヴィニヨン・ブランは、グレープフルーツやハーブのような清涼感がある。このクエン酸系のシャープな酸味が油分と中和して、塩味の輪郭をはっきりさせてくれる。味の持続性がいいんだよ」
この組み合わせは、他にも冷奴や春雨サラダといった、塩味ベースのさっぱりしたおつまみとも相性抜群です。
コノスル ヴァラエタル ソーヴィニヨン・ブラン
自転車のラベルでおなじみ、チリのコスパワイン代表格です。フレッシュな果実味と爽快な酸味が、まさに「うすしお」のためにあるような1本。
基本情報:コノスル ヴァラエタル ソーヴィニヨン・ブラン
- 生産者: コノスル
- 原産国/地域: チリ
- 品種: ソーヴィニヨン・ブラン 100%
- アルコール度数: 12.5~13%
- スタイル/甘辛: 白/辛口
- 価格目安: 1,000円前後
コンソメパンチ × 軽めの赤ワイン
続いては、スパイスと野菜の旨みが凝縮された「コンソメ味」。うすしお味に比べて香りが強く、味わいの余韻が長いのが特徴です。
コンソメ系の複雑な旨みやスパイス感には、白ワインの酸味だけでは太刀打ちできない場合があります。かといって、渋みが強い(タンニンが豊富な)赤ワインだと、ポテチの軽やかさが負けてしまいます。



「そうそう!こういう時は、渋みが少なくてフルーティーな赤ワインがいいよね! 私はチリのピノ・ノワールを推したいな♪」
ピノ・ノワールが持つベリー系の果実味と控えめなタンニン(渋み)が、コンソメの甘辛い旨みに優しく寄り添います。



「ピノ・ノワールは“うまみの橋渡し”役として優秀だ。醤油や出汁といった風味とも相性が良く、ジャンクな味わいも上品にまとめてくれる力があるんだ」
ピノ・ノワールの当たり銘柄を具体的に。→ 👉 1000円台で満足!オーガニック ピノノワールのコスパ検証
フロンテラ ピノ・ノワール
スーパーでも手に入りやすい「フロンテラ」シリーズ。チェリーやラズベリーのような赤い果実の香りが豊かで、口当たりがとても柔らかいのが特徴です。
基本情報:フロンテラ ピノ・ノワール
- 生産者: コンチャ・イ・トロ
- 原産国/地域: チリ
- 品種: ピノ・ノワール主体
- アルコール度数: 13~13.5%
- スタイル/甘辛: 赤/ミディアムボディ(軽め)
- 価格目安: 1,000円以下
チーズ&バター系 × 辛口ロゼワイン
最後は、チーズやバターを使った濃厚でコクのあるポテトチップス。香ばしさと、まろやかな乳製品の風味が主体です。



「こういう“まったり系”の味には、ワインにも少しボリュームが欲しくなるよね。私は辛口のロゼワインが合うと思う!」



「良い選択だね。チーズの塩気やまろやかさには、ロゼワインの持つチャーミングな果実味がうまくバランスを取ってくれる。1000円台で探すなら、南フランス産の辛口ロゼは鉄板だ」
“辛口ロゼ”の最有力候補を一気に把握。→ 👉 【2025年版】1000円台で選ぶ「最強ロゼワイン」おすすめランキングTOP10!
JPシェネ ロゼ
1000円台で楽しむなら、この南フランス産のロゼがおすすめです。フレッシュな果実味と程よい酸味が、チーズ系ポテチのコクとバランス良く調和します。
基本情報:JPシェネ ロゼ
- 生産者: ジャン=ピエール・シェネ
- 原産国/地域: フランス/ラングドック
- 品種: グルナッシュ、シラー
- アルコール度数: 12.5%
- スタイル/甘辛: ロゼ/辛口
- 価格目安: 1,000~1,300円
【予算上の選択肢】



「もしもう少し予算を出せる(2,000円前後)なら、カリフォルニアの『ロバート・モンダヴィ プライベート・セレクション シャルドネ』も選択肢になる。樽由来のヴァニラ香と乳製品の風味が同調する、理論的にもワンランク上のペアリングが体験できるよ」



「なるほど~。まずはJPシェネで試してみて、贅沢したい日にモンダヴィ、かな♪」
研究所まとめ|“ポテチ×ワイン”で広がる家飲みの楽しみ



「こうして見ると、ポテチの味付けとワインの特性には明確な相関関係があるね。塩味×酸、旨み×軽赤、コク×果実味(ロゼ)。ポテチは“油と塩の実験台”として、理論的にも非常に面白いテーマだ」



「理論とかいいから、もう一袋あけよっ♪ 結局、スーパーで気軽に買える組み合わせで、難しく考えずに楽しむのが一番!」
もし味変したくなったら、ポテチに粉チーズやブラックペッパーを軽く振るだけでも、ワインとの相性がぐっと変わりますよ。
皆さんもぜひ、自分だけの“ポテチワイン”を見つけて、家飲みライフを楽しんでくださいね!
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編集後記
ポテチ×ワインって、実は“背徳感+幸福感”の最強コンボ。やすさんは味の理論を語り、私は袋をあける係。こうしてまた、我が家の週末が始まるのでした。
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