スーパーのワイン棚で必ず見かける「アルパカ」と「フロンテラ」。
どちらもチリ産の1000円前後ワインですが、「なんとなく違う…?」と感じたことはありませんか。
実はこの2本、味わいの方向性がしっかり分かれています。アルパカは“まろやかで甘み系”、フロンテラは“フレッシュで辛口寄り”。
どちらを選ぶかで、食卓の雰囲気まで変わってくるんです。
今回はそんな「チリワインの二大巨頭」を、味・価格・評判・惣菜ペアリングの4軸で徹底比較します!
やすさん「分析的には“果実味重視”のアルパカ vs “品種特性重視”のフロンテラの構図ですね」



「また理屈っぽい〜。でもどっちもスーパーで買えるのがいいよね!」
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アルパカとフロンテラ、基本情報をおさらい
まずは、両者のスペックを比較してみましょう。生産者やぶどう品種の構成が、味わいの違いを生むヒントになります。
| 項目 | サンタ・ヘレナ・アルパカ・カルメネール | コンチャ・イ・トロ・フロンテラ・カベルネ・ソーヴィニヨン |
| 生産者 | サンタ・ヘレナ社 | コンチャ・イ・トロ社 |
| 輸入元 | アサヒビール | メルシャン |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン, メルローなど | カベルネ・ソーヴィニヨン |
| アルコール度数 | 約13.5% | 約12.5% |
| 味わいの傾向 | まろやかで果実味が豊か | フレッシュでバランスが良い |



「アルパカって、なんかラベルの動物が“ゆるかわ”で手に取りやすいのよね」



「対してフロンテラはラベルがクラシックで“正統派カベルネ”感があります。デザインにも思想が現れていますね」
味わい比較|まろやかな「果実味」 vs キレのある「フレッシュさ」
飲んでみると、そのキャラクターの違いは明らか。それぞれの特徴を解説します。
まろやかで甘やか系:アルパカ(赤)
アルパカは、ブラックチェリーやプラムのような黒系果実の豊かな香りに、バニラのような甘いニュアンスが特徴です。口当たりがとても滑らかで、渋み(タンニン)も穏やか。
ワインを飲み慣れていない方でも「美味しい!」と感じやすい、親しみやすい味わいです。


スッキリ食中系:フロンテラ(赤)
一方のフロンテラは、カシスやベリー系の香りに加え、ほんのりスパイスのヒントも。アルパカに比べると酸味がしっかりしており、後味もスッキリ。
ボディは軽やかで、料理の味を引き立ててくれるような、まさに「食中酒」としてのバランス感覚に優れています。
味わいチャート(研究所評価)
- アルパカ
- 果実味:★★★★★
- 酸味:★★★☆☆
- 渋み:★★★☆☆
- 重さ:★★★★☆
- フロンテラ
- 果実味:★★★★☆
- 酸味:★★★★☆
- 渋み:★★★★☆
- 重さ:★★★☆☆



「アルパカは複数のぶどうを混ぜることで調和を生む“ブレンドの調和型”。対してフロンテラはカベルネ・ソーヴィニヨン単体の個性を楽しむ“単一品種のストレート勝負”ですね」



「なるほど、だからアルパカのほうがとっつきやすくて、フロンテラはキリッとしてるのね!」
価格・入手性の比較|どこでも買えるのはどっち?
どちらもコスパが高いですが、価格帯と買いやすさには少しだけ違いがあります。
- アルパカ:600円〜900円(税込)
- イオンなどのスーパーはもちろん、コンビニやカルディなど、販売網が非常に広いのが強み。
- フロンテラ:700円〜1,000円(税込)
- 主に大型スーパーや酒類専門店で安定して見かけます。
Amazonや楽天市場などの通販サイトでは、どちらもケース販売されており、さらにお得に購入可能です。日常的な買いやすさでは、アルパカに軍配が上がりそうですね。


ネット評判まとめ|支持層に違いはある?
SNSやレビューサイトでの評判を調べてみると、それぞれのワインを支持する層の傾向が見えてきました。
- アルパカ派の口コミ
- 「ワンコインでこの味はコスパ最強!」
- 「まろやかで渋みが少ないから、赤ワインが苦手な人にもおすすめできる」
- 「ワイン初心者の私でもゴクゴク飲める」
- フロンテラ派の口コミ
- 「酸味と渋みのバランスが良くて、どんな料理にも合う」
- 「ザ・カベルネって感じで、この値段はすごい。毎日飲める」
- 「甘すぎない辛口が好きだから、いつもこれを選んでる」
【分析】初心者はアルパカ、飲み慣れた人はフロンテラ
この結果から、ワイン初心者や、渋みが少なくフルーティーな味わいが好きな方はアルパカを。一方で、食事との相性を重視し、キリッとした辛口が好きな方はフロンテラを好む傾向があるようです。



「面白いですね。ワインの経験値によって好みが分かれるという典型的なデータです」



「うちは気分で飲み分けるから、“どっちも冷蔵庫にある派”ですけどね!」
【検証】スーパーの惣菜ペアリング比較
家飲みといえば、スーパーのお惣菜との相性も大事!今回は家庭料理の定番メニューと合わせてみました。
アルパカと相性が良い惣菜
まろやかで少し甘みのあるアルパカは、甘辛い味付けの和食と相性抜群です。
- おすすめ惣菜
- 豚の生姜焼き
- 肉じゃが
- デミグラスソースのハンバーグ
- 合わない惣菜
- 刺身(ワインの果実味と魚の生臭さがぶつかりやすい)
フロンテラと相性が良い惣菜
キリッとした酸味とほどよい渋みを持つフロンテラは、肉の脂や塩気をうまくまとめてくれます。
- おすすめ惣菜
- ローストビーフ
- 鶏の唐揚げ(醤油味)
- サラミやハードチーズ
- 合わない惣菜
- 寿司(ワインの酸味が立ちすぎて、酢飯と喧嘩しやすい)



「アルパカは“甘辛和食”の名脇役、フロンテラは“肉メインディッシュ”の頼れる相棒、といったところですね」



「どっちも“夕飯の主役級”と仲良しなんだね!つまり、どっちを買っても間違いなし!」
安ワインとおつまみとのペアリングを知りたい方はこちらをご覧ください


コスパ・総合評価|結局どっちがおすすめ?
これまでの比較をまとめ、研究所としての評価をチャートにしました。
| 比較項目 | アルパカ | フロンテラ |
| 味わい | まろやか・果実味系 | フレッシュ・辛口 |
| 飲みやすさ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 食中バランス | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| コスパ | ★★★★★ | ★★★★☆ |



「結論としては、“飲みやすさで選ぶならアルパカ”、“料理との相性で選ぶならフロンテラ”ですね。それぞれの強みが明確です」



「つまり、両方ストックしておけば、その日の気分やごはんに合わせて選べて最強ってこと!」
研究所の結論
どちらも1000円以下で買えるワインとしては驚くほどクオリティが高く、「チリワインの双璧」と呼ばれるのも納得です。
- ワイン初心者さん・フルーティーな味が好きなら → 「アルパカ」
- まろやかで飲みやすく、最初の1本に最適。単体で飲んでも満足度が高いです。
- 普段からワインを飲む・食事と合わせたいなら → 「フロンテラ」
- 料理を引き立てるバランスの良さが魅力。毎日の食卓で活躍します。
どちらも安定感抜群で、“失敗しない”ワインであることは間違いありません。ぜひスーパーで見かけたら、両方試して自分の好みを見つけてみてください。



「この2本を基準にすれば、チリワインの基礎がわかりますし、自分の好みの方向性も見えてきますよ」



「そうそう!つまり、どっちを選んでも大正解ってことだね!まずは飲んでみよ!」
チリワインに深掘りして知りたい方はこちらをご覧ください


国別のおすすめワインを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。→【国別】コスパ最強8カ国を徹底比較!1000円台おすすめワイン完全ガイド
編集後記
やすさんが「理論的には…」とグラフを描いている横で、トコちゃんはもう次のボトルを開けていました。
比較しても結局「どっちも美味しいよね!」で終わるのが、私たちの研究所らしさなのかもしれません。
今夜も我が家のテーブルに、陽気なチリの風が吹いています🍷



この銘柄、良いけど“もう一押し”の当たりも探したい人いるよね。



なら【1000円台おすすめランキング】が早いよ。定番の“ハズレにくい”のだけ集めてるから!



味の系統と予算でサクッと絞れるように並べ直したんだ。スーパー&通販どっち派でもOK。



迷ったらココ見れば解決〜。うちはここから何本もリピしてるよ!


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