「豚キムチには、やっぱりビールかハイボール!」
多くの人がそう思いますよね。でも実は、豚キムチとワインも驚くほど相性が良いんです!
ピリ辛の刺激と豚肉の旨みを、ワインの持つ豊かな果実味が優しく包み込み、後味をすっきりと整えてくれます。
この記事では、スーパーやECサイトで気軽に買える1000円台のワインの中から、豚キムチとのペアリングに最適な3つのタイプを厳選しました。
辛味とのバランスから、家飲みの満足度まで、わたしたち「1000円台ワイン研究所」が徹底的に研究します!
やすさん「理屈で言うと、豚キムチの持つ『豚の脂・旨み』と『キムチの酸味・辛味』という複数の要素を、ワインの酸と果実味でいかに調和させるかが鍵だね。」



「はいはい、やすさん!でも難しいこと抜きに、晩ごはんが“おいしい”かどうかが一番大事でしょ♪ さっそく見ていこー!」
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豚キムチにワイン?意外な相性の理由
そもそも、なぜ豚キムチにワインが合うのでしょうか。ポイントは、豚キムチの味の構成要素にあります。
- 豚の脂と旨み
- キムチの酸味と辛味(唐辛子など)
これらの複雑な味わいに対して、ワインの持つ「酸」や「果実の甘み」、そして「泡」が素晴らしい働きをしてくれるんです。
ワインの酸が脂っこさを洗い流し、果実味がキムチの辛さをやわらげてくれます。特に、渋みが控えめなタイプを選ぶと、料理のコクを邪魔せず、旨みを引き立ててくれますよ。



「豚の脂(油分)とキムチの辛味(カプサイシン)の両方にアプローチするには、ワインの酸がカギを握っているんだ。データ的にも、酸は口の中をリフレッシュさせる効果が高いからね。」



「でも、ワインが渋すぎるとキムチの辛さが際立っちゃう感じがするよね。だから飲みやすさも考えて、軽めのタイプがいいってことね!」
【タイプ別】豚キムチに合う1000円台ワイン3選
それでは、具体的におすすめのワインを3タイプご紹介します!
1. 果実味ジューシーな赤ワイン「ピノ・ノワール」
豚キムチの豚肉と合わせるなら、やっぱり赤ワイン!と言いたいところですが、渋みが強いタイプ(カベルネ・ソーヴィニヨンなど)はキムチの辛味とぶつかってしまうことも。
そこでおすすめなのが、渋みが穏やかで果実味がジューシーな「ピノ・ノワール」です。ベリー系の豊かな香りが豚肉の旨みを引き立て、程よい酸が後口をさっぱりさせてくれます。
おすすめの1本:サンタ・ヘレナ アルパカ・ピノ・ノワール



「アルパカ、うちでも定番よね!ラベルも可愛いし、何より飲みやすい。豚キムチの甘辛いタレと、このワインの果実味がすごく合う!」



「チリ産のピノ・ノワールは、温暖な気候のおかげで果実味が豊かに出やすい。研究データ的にも、このジューシーな果実酸が豚キムチの味わいとちょうどいいバランスなんだ。」
基本情報:サンタ・ヘレナ アルパカ・ピノ・ノワール
- 生産者: Santa Helena(サンタ・ヘレナ)
- 原産国/地域: チリ/セントラル・ヴァレー
- 品種: ピノ・ノワール
- アルコール度数: 13.5%(ヴィンテージにより変動あり)
- スタイル/甘辛: 赤/ミディアムボディ
- 価格目安: 500円〜1,100円前後(店舗により価格差あり)
- 主な販売店: 各種スーパーマーケット、ディスカウントストア、ECサイトなど
- ※最新の価格・取扱状況は各販売店にてご確認ください。
2. 爽快なロゼ・スパークリング「ランブルスコ」
「辛いものには、シュワっとした泡が欲しい!」という方には、イタリア産の微発泡・やや甘口の「ランブルスコ」が断然おすすめです。
きめ細やかな泡が辛さをリセットし、優しい甘みが唐辛子のヒリヒリ感をマイルドにしてくれます。アルコール度数も低めなものが多く、ごくごく飲めてしまう危険な(?)組み合わせです!
おすすめの1本:カビッキオーリ ランブルスコ・ロザート・ドルチェ



「これ、大好き!甘口のブドウジュースみたいで飲みやすいのに、ちゃんとワインなの。泡が辛さを洗い流してくれる感じがたまらない♪」



「炭酸ガスによる爽快感と、果実由来の甘みのペアリングは理論的にも完璧だ。辛味成分を中和しつつ、口内をリフレッシュさせる。まさに豚キムチのためにあるようなワインだね。」
基本情報:カビッキオーリ ランブルスコ・ロザート・ドルチェ
- 生産者: Cavicchioli(カビッキオーリ)
- 原産国/地域: イタリア/エミリア・ロマーニャ州
- 品種: ランブルスコ・サラミーノ、ソルバーラ、グラスパロッサ、マラーニ、マエストリ
- アルコール度数: 7.5%
- スタイル/甘辛: ロゼ・スパークリング(微発泡)/やや甘口
- 価格目安: 1,000円〜1,500円前後(販売店により異なる)
- 主な販売店: Amazon、楽天市場、ワイン専門店等
- ※最新の価格・取扱状況は各販売店にてご確認ください。
3. 優しい甘みの白ワイン「マドンナ」
意外な組み合わせかもしれませんが、キムチの「酸味」に注目するなら、ドイツ産のやや甘口白ワインも素晴らしい相性を見せてくれます。
「聖母の乳」という名を持つこのワインは、リンゴや柑橘類を思わせるフルーティーな香りと優しい甘みが特徴。その穏やかな甘みがキムチの酸味と見事に調和し、豚肉の脂もすっきりとまとめてくれます。
おすすめの1本:リープフラウミルヒ マドンナ Q.b.A.



「これは、辛味に対して同じ方向性の甘みをぶつけることで、刺激を和らげる『緩衝型ペアリング』だね。キムチの乳酸発酵由来の酸と、ワインのフルーティーな甘酸っぱさが見事にマッチする。」



「また難しい言葉を…!でも、確かにすごく飲みやすい!後味が爽やかだから、こってりした豚キムチがどんどん食べられちゃうね!」
基本情報:リープフラウミルヒ マドンナ Q.b.A.
- 生産者: P.J. Valckenberg(P.J. ファルケンベルク)
- 原産国/地域: ドイツ/ラインヘッセン
- 品種: リースリング、ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナー、ケルナー
- アルコール度数: 9.5%前後(ヴィンテージにより変動あり)
- スタイル/甘辛: 白/やや甘口
- 価格目安: 1,400円前後
- 主な販売店: カルディ、各種スーパー、ECサイト等
- ※最新の価格・取扱状況は各販売店にてご確認ください。
口コミ・評判と研究所の結論
SNSなどを見てみても、「豚キムチにジューシーな赤ワインが合う!」「重い赤はNGだったけど、ロゼの泡は最高に爽快!」といった肯定的な意見が多く見られました。
やはり、辛味と酸味の調和が鍵、という私たちの理屈も裏付けられた形です。
以上の研究結果から、1000円台ワイン研究所としての結論は…
👉 豚キムチには「渋みの少ない軽めの赤」 or 「やや甘口のロゼ泡」 or 「フルーティーな半甘口白」がベストマッチ!



「理論と食卓での実感、どちらも完全に合致したね。素晴らしい研究結果だ。」



「やっぱり、机の上の理屈だけじゃなくて“おいしい実験”が一番だね!ごちそうさまでした!」
まとめ:コスパ評価
| シーン | おすすめワイン | 満足度(研究所評価) |
| 毎日の家飲みに | ピノ・ノワール | ★★★★☆ |
| 週末のゆっくりごはんに | ランブルスコ | ★★★★★ |
| 友人とのパーティーで | マドンナ | ★★★★☆ |
【総評】
1000円台のワインでも、選び方次第で「ビール越えの満足感」を十分に得られます!



「これからは、豚キムチにはワイン。もう我が家の定番でいいね♪」
安ワインとおつまみとのペアリングを知りたい方はこちらをご覧ください


編集後記
辛い料理にどんなワインが合うか考えるのは、ちょっとした実験みたいで本当に楽しいんですよね。
今回、トコちゃんはランブルスコを「甘口サイダーみたいで美味しい!」と最高の笑顔。一方やすさんは、ブツブツと分析メモを取りながらも、気づけば一番おかわりしていました(笑)。
理屈も、感覚も、どっちも大事。それがわたしたち「1000円台ワイン研究所」流です🍷
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