スーパーのチーズ売り場で、必ずと言っていいほど目にする緑のパッケージ、「明治 北海道十勝カマンベールチーズ」。
多くの家庭で愛されるこの“チーズの王道”ですが、実際のところ、我らが愛する1000円台ワインとの相性はどうなのでしょうか?
今回は「いつでもどこでも手に入る定番チーズの実力」を明らかにするため、1000円台ワイン研究所が徹底的に実食検証します!
やすさん今日の研究対象は、まさに“スーパーの定番チーズ”の代表格、明治の十勝カマンベールだ。いつでも買える安心感があるが、その実力を論理的に分析してみよう。



はいはい、やすさん! うちの冷蔵庫にもだいたい入ってるやつね♪ 小腹が空いたときについ食べちゃうんだから。
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まずは基本情報をおさらい!「明治 北海道十勝カマンベールチーズ」
- 生産国: 日本(北海道十勝)
- 種類: ナチュラルチーズ(白カビタイプ)
- 内容量: 90g
- 価格: 370円~420円(税込) ※購入店舗により変動
- 味わい傾向: まろやか・クリーミー・クセが控えめ
- 主な入手先: イオン、西友、ヤオコー、ドン・キホーテなどの全国のスーパー、コンビニ、Amazon、楽天市場など
本当にどこでも手に入りますね。この入手性の高さこそ、家飲みチーズの王様たる所以かもしれません。
今回食べたのは、この期間限定シリーズ。チーズ専用スパイスがついてました。
ネットでの評判は?研究所の視点で考察
良い評判
- クセがなくてクリーミーだから食べやすい!
- 子どもから大人まで、家族みんなで楽しめる味。
- 値段が手頃でコスパが最高。
気になる評判
- 本格的なチーズが好きな人には、味が淡白すぎるかも。
- 良くも悪くもインパクト不足。
研究所の考察:弱点は「強み」になる!



なるほど。ネット上の評価を分析すると、『クセがない』『淡白』という点が、評価の分かれ目になっているようだね。だが、ワインとのペアリングを考えた場合、この“物足りなさ”こそが最大の武器になり得るんだ。



へぇ~、そうなの? 私はただ『食べやすいな~』って思ってただけだけど。



チーズ単体の個性が弱いということは、どんな相手(ワイン)にも寄り添えるということ。つまり、ワインの個性を邪魔せず、むしろ引き立てる名脇役になれるポテンシャルを秘めている。チーズ単体で“弱い”なら、ワインで個性を足せばいいんだよ。



なるほど〜、優等生チーズってことね! 誰とでも仲良くできるタイプなんだ♪
いざ実食!五感で味わうリアルレビュー
今回は近所のイオンで、週末の特売になっていた388円(税込)のものを購入しました。
「今夜はチーズフォンデュにしない?」というトコちゃんの提案を「これは研究用だ!」と説得し、なんとか死守した一品です。
香り
開封した瞬間に広がるのは、搾りたての牛乳のような、ほんのり甘くて優しいミルクの香り。
白カビ特有のアンモニア香やキノコのような香りはごくごく控えめで、チーズ初心者でも全く抵抗がないでしょう。
食感
ナイフを入れると、中心部はレアチーズケーキのようにしっとり。外皮に近づくにつれて、もっちりとした弾力が増してきます。
口に入れると、まるで上質なバターのように、舌の上でなめらかにトロっと溶けていくクリーミーさがたまりません。
味わい
塩気はとてもマイルドで、牛乳をそのまま固めたような自然なコクと、うまみがじんわりと広がります。後味もすっきりしていて、しつこさがありません。
確かに、これ単体だと少し物足りなく感じるかもしれませんが、そのぶん飽きずに食べ続けられますね。



うむ。熟成感や複雑味は意図的に抑えられている印象だ。しかし、このシンプルで上質なミルク感こそが、十勝カマンベールの真骨頂。その分、どんなワインにも寄り添うことができる懐の深さを持っていると言える。



トコちゃん「“万能調味料”みたいだね! そのままでも美味しいけど、何かと合わせるともっと美味しくなる、みたいな!」
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お待たせしました!ここからは、1000円台ワインとのペアリング検証です。スーパーで買えるお惣菜も交えながら、最高の組み合わせを探っていきます。
白ワイン&スパークリングワイン:爽やかさがチーズのコクを引き立てる!
サンタ・リタ 120 (ヒロイコ) シャルドネ(チリ/約1000円)
まずはチリの定番白ワインから。パイナップルのようなトロピカルな果実味と、爽やかな酸味が特徴です。カマンベールのクリーミーな舌触りにこのワインを合わせると、チーズのコクはそのままに、後味がキュッと引き締まります。まるでチーズにフルーツソースをかけたような感覚ですね。
フレシネ コルドン・ネグロ(スペイン・カヴァ/約1100円)
お次は辛口スパークリングワインの代表格、カヴァです。きめ細かい泡が、チーズのまろやかな脂肪分をシュワっとリフレッシュさせてくれます。これは危険な組み合わせ…!口の中がさっぱりするので、チーズもワインも無限に進んでしまいます。



やはり白と泡は鉄板だね。チーズの持つ乳製品のコクを、ワインの酸味と泡が見事にコントロールしてくれる。特にカヴァとの相性は抜群で、万能チーズを一つ上のステージに引き上げてくれる。



トコちゃん「うんうん!美味しい!唐揚げとかポテトフライとか、ちょっと油っこいお惣菜と一緒に楽しみたい感じ♪ シードルみたいな甘めのリンゴのお酒と合わせたら、デザート感覚で楽しめそうだね!
赤ワイン(軽め):果実味がチーズのうまみを包み込む!
コノスル ピノ・ノワール ヴァラエタル(チリ/約1000円)
重い赤ワインだとチーズが負けてしまうため、軽めの赤ワインの代表、ピノ・ノワールをチョイス。イチゴやチェリーのようなチャーミングな果実味が、カマンベールの優しいミルク感と見事に調和します。
渋みがほとんどないので、チーズの味わいを全く邪魔しません。
ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール(フランス/1500円前後)
少しだけ予算オーバーですが、ブルゴーニュのピノ・ノワールも試してみました。こちらはより上品で、繊細な赤い果実の香りと、キノコや紅茶のような複雑なニュアンスが感じられます。
チーズと合わせることで、ワインの持つ奥深さがより一層引き立ちますね。



やはり、重い赤だとチーズが完全に負けてしまう。カマンベールにはピノ・ノワールくらいの軽やかでフルーティーな赤ワインがちょうどいいバランスだ。特にコノスルのピノは、価格を考えても最高のパートナーと言える。



今日はスーパーで唐揚げも買ってきたんだよね! 唐揚げを食べて、この赤ワインを飲んで、カマンベールを一口…うわ、美味しい! しょっぱさと、甘酸っぱさと、クリーミーさが全部口の中で合わさって、庶民のごちそうが完成したよ!
【簡単アレンジ】実例ミニレシピ
そのままでも美味しい十勝カマンベールですが、少し手を加えるだけで、立派なパーティーメニューに変身します。
- パーティー向け: バゲットに生ハムと十勝カマンベールを乗せ、黒胡椒を少し。カヴァやスパークリングワインと一緒に。
- 軽食おつまみ: クラッカーにスライスしたトマトと十勝カマンベールを乗せるだけ。キリッと冷やした白ワインが止まりません。
コスパ評価:研究所の最終ジャッジ
| 評価項目 | 評価(5段階) | コメント |
| デイリー用途 | ★★★★★ | 冷蔵庫に常備しておきたい安心感。価格も味も文句なし! |
| パーティー用途 | ★★★★☆ | クセがないので万人受け間違いなし。アレンジもしやすい。 |
| 料理適性 | ★★★★★ | ピザ、グラタン、サラダ、バゲットなど、何にでも使える万能選手。 |
| リピート性 | ★★★★★ | 価格、入手性、味わい、すべてにおいてリピートしない理由がない。 |
まとめ:一家に一台ならぬ「一家に一個」の常備チーズ!
明治「十勝カマンベール」は、単体でのインパクトは控えめながら、どんなワインやおつまみにも寄り添える「最高の万能チーズ」でした。
特に、爽やかな白ワイン、スパークリングワイン、そして軽めの赤ワインとの相性は抜群。スーパーのお惣菜と組み合わせることで、あっという間に豪華な晩酌セットが完成します。
家飲みやホームパーティーで「何か一品足りないな」という時に、これほど頼りになる存在はありません。



結論として、このチーズは研究所の“常備チーズ大賞”を進呈したい。素晴らしいコストパフォーマンスと汎用性だ。



これと1000円台ワインがあれば、もう家飲み無敵だね! 明日また買ってこよーっと!
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